2009/07/03
会社を元気にするやる気学
日本のキャリア研究の第一人者、
金井壽宏教授(神戸大学大学院経営学研究科教授)
の講演を聞きに行ってきた。
テーマは
会社を元気にする「やる気」学講座
テーマのトピックは、
①緊張感
②希望
③連帯
④自責
このままではいけない、という緊張感を持つことで
モチベーションを上げるようにするが、そこに希望
という重要なエッセンスがないと持続しない。
そして、一人ではなく関係という連帯感を社内で
培う。その連帯感は社内に伝染する。
最後に何事も自責を持って取り組む姿勢が必要である。
人のせい、環境のせいにして逃げることは誰にでも
できるし、どんなことにでもその理由はつけることが
出来る。だからこそ持論を持って取り組み続けることである。
モチベーションとリーダーシップは切り離せないところに
あるが、通常用いられるリーダーシップは、先頭に立って
「さあ!行くぞ!!」と部下に示す求心力を指すことが多いが、
坂道を登っていくリアカーを後ろから支えるリーダーシップも
必要である。つまり、トップがミッションに向かって進んでいる
フォロアーを支えることが不可欠である。
サーバントリーダーというのがあるが、それがこのことを指すのでしょう。
そして、強調されるのは、現場とミドル、現場に乖離が起きて
いないか?ということ。
「事件は会議室で起きれてるんじゃない!現場で起きているんだ!!」
という踊る大捜査線で余りにも有名になったフレーズを引用されていたが
トップとミドルと現場のつながり=戦略力と現場力を切り離さないことが
必要だ。
だからこそ、上層部は高い視点と広い視野(鳥の目と魚の目)を
養うとともに、やはり現場とのコミュニケーション、私なりに
言い換えると効果的なコミュニケーションが求められるのである。
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