2009/01/15

クリエイティブ発想の基礎




仕事ではクリエイティブさが求められるのですが、
クリエイティブなものを創り出すには当然のことながら
その基となるアイデアが必要となります。

この「アイデア」がちょっとした曲者。

今までになかったものを創り出さなければ・・・
と捉えがちですが、このこと自体を発想転換してみる必要が
ありそうです。



米国広告会社のJ・ウォルター・トンプソン社の
ジェームス・W・ヤング社の元副社長曰く、
「アイデアは既存の要素の新しい組み合わせ以外の何ものでもない」
と明言しました。

つまり、ゼロから何かを創り出すことではなく、すでにある要素を組み合すことが、
アイデア発想の本質である、と主張したのです。

なぜヤング氏がこのように主張するのか、新しい発想とは何なのか・・
ということを説明する根拠に、
「既存の要素を新しいひとつの組み合わせに導く才能は、
  物事の関連性を見つけ出す才能に依存する」
ということがあり、判りやすく言うと、ありふれたモノ、意外なモノでも
そこに問題との関連性を発見できればそれが新しい組み合わせに
なるというわけです。



この「新しい要素の組み合わせ」がアイデア発想の基本姿勢だと捉えると、
以下の3つの効果があります。
①先入観の排除

②敷居の低下

③良い意味の楽観論



たしかに、このステップで考えると
無から有を生み出す、という先入観が消える。
そして、この立場に立つとアイデア発想の敷居を下げるので、自分にも
アイデア発想ができる、という気持ちになる。
最後に、アイデア発想とは「既存の要素の組み合わせ」あるいは
「関連性の発見」と考えることができ、仮に良いアイデアが生まれなくとも
「そのうち発想できるさ」といういい意味での楽観論が芽生えてくる。

言うまでもなく最後の楽観論はどうでもいい、何とかなるという乖離を
指すのではないことも押さえておくことです。


ココから思うのは、先入観や規制をはずすことで自由になれるということです。


よく言われるのは、アイデアを出すには子どもの発想(こころ)を働かす、ですが
「べき」や「ねばならない」の枠組みを外して、自分の中にある自然(自由)な子ども
(Natural‐Child)のこころの部分を活性化させるためのプロセスであるように思います。




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